毎月の決まった返済額よりも多く返済して、住宅ローン残高を減らしてしまうことを住宅ローンの繰り上げ返済といいます。そうすることによって期間を変えずに毎月の決まった額を減らすことも返済期間を短くすることもできます。
住宅ローンの繰り上げ返済のやり方は2通りあります。
一つ目は、支払期間を変えずに、毎月の返済額を減らす方法です。こちらは、支払う総額が少し増えてしまいますが、毎月の支払う額が減りますので、その分生活が楽になります。この方法は、お子さんの教育費など、他の出費にお金を回したい世帯におすすめの方法です。
もう一つの方法は返済期間を短縮する方法です。毎月の返済額は変えずに、返済する期間を短くするのでこうすると支払う総額が抑えられます。これは、収入の多い世帯におすすめです。
住宅ローンの繰り上げ返済の注意点は、繰り上げ返済のしすぎでの資金不足に注意することです。支払ってしまったお金は戻ってきません。資金不足になって、他の支払ができなくなってしまっては困りますし、金利が見直しされて高くなってしまった際に、手元にまとまった資金を残しておくことで、その分の対応が可能となります。
さらに住宅ローンの繰り上げ返済では、一般的には手数料が発生します。手数料を払って高くつくというケースも考えられますから繰り上げ返済を何度も行うよりも、まとめて行った方が効率的ではないでしょうか。
余裕があるからと言って手元のお金を繰り上げ返済にほとんど使ってしまうことのないよう、注意しましょう。現金の蓄えはかならず必要です。
【マイホームコラム】
「ツーバイフォー工法」と呼ばれる北米から輸入された工法に工法があります。ツーバイフォー工法では床や壁をパネル状にして組み立てます。壁や床を「箱」のように組み立てていく、といえば分かりやすいでしょうか。木造在来工法では柱と筋交いで荷重を支えますが、ツーバイフォー工法では壁で荷重を支えます。つまり、壁が構造体の一部になっているのです。
ツーバイフォー工法は安価な材料を使用すること、施工が簡単であるため熟練した大工を必要としないことなどからローコスト住宅向きの工法とされてきました。しかし、高温多湿である日本の気候に合わせる必要があるため、本来の目的であるローコストでの施工は難しいようです。
その特徴は壁の大きさや間口の大きさが制限されてきます。ツーバイフォー工法は木造在来工法ほど広い開口部を確保できず、自由な間取りを楽しむことができません。そのこと自体はデメリットとなります。
しかし日本は地震が多い国であるため、マイホームに耐震性を求める人は多くいます。耐力壁に囲まれたマイホームは耐震性に優れているといえますからツーバイフォー工法では木造在来工法に比べてより安定した強度が得られます。加えて壁に囲まれているため、高気密、高断熱のマイホームとなります。高気密、高断熱であるため、高温多湿の地域でもエアコンの効率が上がることにつながると思います。寒冷地などでマイホームを考えているのであればお勧めの工法であるといわれています。